「ものづくり入門基礎実践科」(2日目)を実施しました
こんにちは、スタッフのナガサワとコウマです。
「ものづくり入門基礎実践科」の第2日目は、株式会社木幡計器製作所 さま及び 福井精機工業株式会社 さまに場所をお借りして行いました。
今回のブログでは、一日の訓練の様子をご報告します。
午前は、「日本のものづくり」と題して、訓練協会の長澤講師による講座で、日本経済を支える日本のものづくりの位置を知り、製造業の役割を学びます。
軸受けの説明と利用箇所を例にして、講師のものづくりの経験を踏まえた話をきくことができました。ボールベアリングの構造と、各パーツの製造技術についても、寸法通りに、大量・安価で作るための各種工夫についてのお話は興味深かったです。
次に、「お客様の立場に立って物を作る」という考え方から、QCDの説明がありました。
Qは品質、Cはコスト、Dは納期で、高品質のものを、より安く、必要な時までに作る、ということがものづくり企業の基本である、という話を聞きました。現実の企業においては、いろんな工夫と、カイゼンがなされています。
次に、「お客様の立場に立って物を作る」という考え方から、QCDの説明がありました。
Qは品質、Cはコスト、Dは納期で、高品質のものを、より安く、必要な時までに作る、ということがものづくり企業の基本である、という話を聞きました。現実の企業においては、いろんな工夫と、カイゼンがなされています。
「演習」として、流れ作業とボトルネックを体験するため封筒詰めの演習を行いました。
①用紙を折る→②決められた長さに切る→③封筒に詰める→④付箋紙を貼る→⑤付箋紙に宛名を書く→⑥箱に詰めるといった一連の作業を各人が担当して流れ作業を行いました。
同時に、⑦作業時間を測定する人、⑧測定値を記録する人がデータを記録していきます。
本来は、ひとりで全工程の作業を行いますが、6人で作業分担し、記録を取ることで、作業の遅れ・進みが見える化でき、ボトルネックを効率よく対策できることを体験しました。
①用紙を折る→②決められた長さに切る→③封筒に詰める→④付箋紙を貼る→⑤付箋紙に宛名を書く→⑥箱に詰めるといった一連の作業を各人が担当して流れ作業を行いました。
同時に、⑦作業時間を測定する人、⑧測定値を記録する人がデータを記録していきます。
本来は、ひとりで全工程の作業を行いますが、6人で作業分担し、記録を取ることで、作業の遅れ・進みが見える化でき、ボトルネックを効率よく対策できることを体験しました。
「工場見学」実習終了後、株式会社木幡計器製作所様の工場を見学させていただき、圧力計の原理や製造工程を説明していただきました。
午後からは、訓練協会の木幡講師より「品質管理の基礎」について講義していただきました。ものづくりの中での検査・品質管理の必要性と重要性について、株式会社木幡計器製作所のJIS品質管理責任者を務める木幡講師よりお話しいただきました。自社製品の圧力計の製造と責任保証について、実例を通しての技能・知識を教わりました学ぶことができました。
計測器とは、物事を判断するための基準。まずは、測定器の品質を管理することが必須であるとの話を聞きました。
そして、品質管理は課題解決のための手段の一つでもあり、「なぜ」と「そもそも」が課題解決の基本です。
「なぜ」の正しい問いが、正しい答えを導き、「そもそも」は物事の本質を求めるものであります。何事においても、この考えを基本に進めていくことが肝心です。
JIS工場になるためには、各種規格の整理、実行とともに人材育成も必要とされる。
品質管理の手法としてのQC7つ道具について解説を受けました。
そして、品質管理は課題解決のための手段の一つでもあり、「なぜ」と「そもそも」が課題解決の基本です。
「なぜ」の正しい問いが、正しい答えを導き、「そもそも」は物事の本質を求めるものであります。何事においても、この考えを基本に進めていくことが肝心です。
JIS工場になるためには、各種規格の整理、実行とともに人材育成も必要とされる。
品質管理の手法としてのQC7つ道具について解説を受けました。
印象的なのは、「20対80の法則」でした。問題を起こしている要因の20%の部分を解決すれば80%の問題が解決される、の意で最小の努力で、最大の結果を得ることができます。
今回は7つの各手法の解説と事例の紹介を受けましたが、実際の職場で生かすためにはもう少し詳しく学ぶとともに、実習も含めた課題の研修を受講したいと思いました。
今回は7つの各手法の解説と事例の紹介を受けましたが、実際の職場で生かすためにはもう少し詳しく学ぶとともに、実習も含めた課題の研修を受講したいと思いました。
その後、福井精機工業(株)に移動して、福井精機工業(株)の山本氏より「図面の見方の基礎」について講義いただきました。
図面の目的は「設計者の意図と情報を施工者に正しく伝えること」であるとの説明を聞き、具体的には①形、②材料、③寸法、④精度、⑤表面の様子だけではなく、実際の加工順までを表示する者であるとの説明を聞いた。
図面の目的は「設計者の意図と情報を施工者に正しく伝えること」であるとの説明を聞き、具体的には①形、②材料、③寸法、④精度、⑤表面の様子だけではなく、実際の加工順までを表示する者であるとの説明を聞いた。
次に、①形の表現方法として投影法(第三角法)についての解説を聞き、続いて投影法で表記された図面(3面図、2D)から立体図(3D)を描く演習をしました。正面図、側面図は全く同じであるが、平面図が異なると違った立体になる例題が6問示されて少しややこしかったです。
現在は2D図面からコンピューターで3D図面を描けるようになっていますが、講師の山本さんから、「2D図面を見て、3D画像を頭に描けることが大事だ」とのアドバイスを受けました。
その後、工場見学をし、金型製造 ⇒ 金型測定 ⇒ 試作(金型を使った射出成型)の工程を説明していただきましたが、いずれの工程においても素晴らしい技術と工作機械が使われていることに感激しました。
「ものづくり入門基礎実践科」最終日は、弁天町の「ガレージミナト」にて実施予定です。
【前回の】
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