大正・港ものづくりイブニングセミナー「大阪のものづくりの未来を考えるシンポジウム」実施報告
こんにちは、スタッフのナガサワとコウマです。
本日は、1月25日(火)に実施した、大正区役所にて「大阪のものづくりの未来を考えるシンポジウム」の実施報告をいたします。
このシンポジウムは大きく「第1部」「第2部」で構成されており、以下の内容にて実施しましたのでご報告します。
[第1部]基調講演
港区長、筋原章博氏による基調講演「異和共生のまちづくりの取組みとものづくり企業の役割」というお話がありました。
まず、大正区の活性化の取組みとして、大阪ドームを訪れる年間約200万人を取り込むことを検討。このためにリノベーションスクールを開催し、商店主らと共に商店街の活性化計画を検討。DIYによる空き店舗の改修、大正区の地域性を生かした水上レストランの検討、などなどにより自らの努力で事業の採算が取れることを理論立て実行されたそうです。
「異和共生」とは「異」なったままで、「和」やかに、「共」に、「生」きるという意味だそうで、お互いの壁は残したままで壁を越えて交流を行う、「壁を残す」というのがポイント。壁を壊してしまうと弱い方が強い方に吸収されてしまう、ということだそうです。
産業リノベーションとコミュニティーの再生の切り口から、町工場とベンチャー企業の交流から新しいものが生まれる、という紹介がありました。
町工場が持つ高い技術力とベンチャー企業が持つ面白いアイデアを組み合わせれば、斬新な商品が生まれる。具体的な例として、「ガレージミナト」「ガレージタイショウ」+「リバネス」による商品開発などについてもご紹介いただきました。
[第2部]パネルディスカッション
ファシリテーター: A´ワーク創造館 館長 髙見一夫
パネラー: 大阪市港区 筋原章博 氏
大阪大正区 吉川吉隆 氏
京都橘大学 丸山一芳 氏
成光精密株式会社 高満洋徳 氏
株式会社木幡計器製作所 木幡 巌 氏
「まちづくり・ひとづくり・ものづくり」をテーマとしてそれぞれの立場から、メインとされている項目についての考えや取組みについての事例紹介ののち、議論をしていただきました。いろいろなご意見の中で共通していたのは「コミュニケーションの大切さ」。まちづくり・ひとづくり・ものづくりにおいても、異和共生においても、そのベースとなるのは情報交換であり、コミュニケーションであるということを感じました。
当日の様子も、地元メディア「The 大正」さまが取り上げてくださったので、ぜひご覧ください。
【THE大正】大阪のものづくりの未来を考えるシンポジウム「大正港ものづくりイブニングセミナー」
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