【高校生のキャリア教育 (就労支援) 】卒業後の就労に向けて、アルバイトにチャレンジ!

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こんにちは、キクチです。
当館では、若年層の就労支援を担当しております。
今回は私がキャリア教育コーディネーターとして関わっている「大阪府立西成高等学校」での取り組みを紹介いたします。

進路指導課とのコラボ企画「アルバイト応援ミーティング」を12月15日に実施しました。
【ポスター】アルバイト応援ガイダンス-.jpg
ご担当の先生方が作成して下さったポスターも良い感じですよね!
さすが、先生方の発想は生徒目線が盛り沢山です!!
このポスターは校内の廊下や教室内に張り出され、終礼でも紹介、12名の生徒が参加しました(*^_^*)

内容は、アルバイトを目指すためのガイダンスです。
さらに、ガイダンスだけで終わらず、参加した生徒全員、漏れなくサポートに繋ぐ、という目標で、
複数の先生方と、私含めた外部スタッフ3人で「アルバイト応援ミーティング」に参加した理由等を聞き取り、現状についてのお悩みのヒアリングを行いました。

今回は以下の声が多かったです。

「自分でお金を稼ぎたい!」
「卒業後、自立したいので貯金したい!」
「社会経験をしておきたい!」
「今はバイトしているけど辞めたい。次に応募する時は自分に合ったバイトを探したいので、これから自分に合ったバイトを探したい。」
「アルバイトをやってみたいけど、求人の探し方がわからない。」
「履歴書の書き方を知りたい!」
「何度も面接で落ちてきたので、面接対策をしたい!」

全生徒にヒアリングを行った結果、3名はその場で解決。
「また時期が来れば相談に乗るよ~」という事で一旦終わっていますが、3名の生徒には、担当の先生が定期的に声かけをして様子を見ていく、という流れで、支援を継続していくことになっています。

9名は継続して個別面談に進むことになり、随時、個別面談を進めています!
この間で、求人を見つけて応募した生徒も複数名おり、面接まで進んだ生徒もいます。
結果、不採用でしたが、気持ちを切り替えて次の応募に進む準備をしています。

これらの悩みに寄り添い、生徒それぞれの希望を叶えるべくお手伝いするため、「採用通知」が来る日まで粘り強く、生徒と先生と一緒に歩んでいこうと思います。
この企画のポイントとして、アルバイトに採用できた事だけがゴールではありません。
採用され、アルバイトを開始しても、困りごとが出てくる場合もあります。
また、卒業後は就職する、と考えている生徒もいます。
その時にミスマッチのない企業へ就職するために、今から適性を見ていく必要がある場合も多く、アルバイトに採用されてからも、本人の希望があればフォローアップ面談を随時行います(^^)/

西成高校では卒業後、7~8割の生徒は就職を目指すため、
キャリア教育の一環として積極的にアルバイトを推奨しており、
インターンシップはじめ、アルバイト支援にも力を入れております。

高校生にとってアルバイトとは、お金を稼ぐ事はもちろん、学校外の大人と接点を持ち、社会性や勤労観を養う大切な経験なので、在学中のアルバイト経験は就職時にとても強みになります。

最後に、感想です。
2015年度から西成高校でお仕事させていただき、今年で7年が経ちます。
高校現場内で、この様な取り組みを行う際、依頼された企画に対して、私達の様な外部人材が運営するだけでは成功する事が難しいです。
今回の企画は、進路指導課の先生方、担任の先生方と協力し、定期的に打ち合わせを重ねてきたことで、
双方の強みを活かした企画が出来上がったことが大きな進歩だと感じました♪

また機会がありましたら、生徒たちのその後の様子を発信できたらいいな~、と思います。

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