職業訓練「企業講話」

当館では、大阪府より委託を受けて、「建築CADオペレーター科」を実施しています。

先日はその訓練の授業の一環で、
株式会社エイジェックさまより、「人材派遣」について、
また「建物ができるまでの流れ」についてお話しいただきました。
未経験の分野からチャレンジすると、あたらしく飛び込む業界のことについて知る機会や、
どんなことを調べればいいのかということ自体もわからない、ということがあると思います。

この「企業講話」では、関連分野の企業さまにお越しいただき、建築CAD業界での働き方や、
お仕事の内容などを詳しくご説明いただいています。

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前半の「人材派遣」の分野については、どういった働き方ができるのか、また人材派遣会社に応募する際に注意しておくといいポイント、また建設業界の現状など、訓練生のみなさんのキャリア形成についてかかわりのある内容をお話しいただきました。

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後半は、「建物ができるまでの流れ」について、また、現場で使用されているソフトなどについて学びます。

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ビルの建設現場などで、屋根の上に重機が乗っていて、大きな資材を引っ張り上げている様子を見ることがたまにあるのですが、
あの重機ってどうやって屋根の上に乗っているんだろう?(そしてどうやって回収しているんだろう?)と思っていました。
この授業で、その謎も解けてスッキリ(笑)

計画から竣工までの工程を解説していただいたのですが、ひとつのビルができるまでには、本当に細かい工程と、いろんな業者の方のかかわりがあるということがわかりました。
ひとくちに「建築業界」といっても、本当にさまざまな職種・業種の方がかかわって建物ができるんですね。

訓練生からも、「とてもわかりやすかった」「理解がより深まった」など、ポジティブな感想がたくさんありました。
・派遣の雇用形態に無期限の雇用形態もあるというのを初めて知った。
・実務経験がない状態での仕事内容が知れてよかった。
・個別面談でも雇用形態について詳しく聞くことができてよかった。
・正社員を目指していたが、派遣という選択肢も増えた。今後の就職活動に役立つようにしたい。
・未経験の人に求められるスキルを聴くことができてよかった。
・現場の状況を知ることで、今までの授業で得た知識をより理解できた。
・建物の計画から竣工まで、一連の流れで説明を聞けてよかった。
・戸建て住宅の流れはなんとなくわかっていたが、大型建造物の工事の流れがイラスト付きの説明で
 とても分かりやすく、大手ゼネコンの事業の理解が深まった。

12月から始まったこの建築CADオペレーター科も、今月末で修了式を迎えます。
3ヶ月前には持っていなかった知識・技能が日々の授業を通して身についてきていることと思います。
それらを糧に次のステップへ進んでもらえれば、わたしたちスタッフもとてもうれしいです。

次回の職業訓練が始まるのは来年度以降ですが、今後も職業訓練についてのお話や、
キャリアについてのお話などを投稿してまいりますので、おたのしみに。

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