【スタッフ・レポート】「図面の見方・描き方」講座


こんにちは、スタッフの多田です。

6月に行われた「CAD操作のための図面の見方・描き方」講座に参加しました。

設計図面というと、身近なところでは不動産のチラシや、電気の配線図などで見かけることがありますが、描き方を詳しく習うことはほとんどないのではないでしょうか。

先生曰く、設計図面は「製品の情報をほかの人に正確に伝えるために描くもの」とのこと。描くときの様々なルールがあり、その基礎の基礎をコンパクトに学べるのがこの講座です。

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1回目の講座では、「図面とは」という話に始まり、JIS規格や用紙サイズ、線種、投影法などについて習い、ドラフターという製図のための機材を使って実際に線や投影図を描いてみるというところまで行いました。「第三角法」や「正投影」など専門用語を聞くと難しく感じられますが、先生が一人ずつ描き方を教えてくださるので、どこに何を描けばいいか理解できました。線の細さを調整したり、破線の間隔を調整したり手描きならではの苦労もあり、「手描きをするとCADのありがたみがわかる」という先生のお話が身に染みました。

2回目は、1回目の内容を踏まえ、複雑な図面や寸法の描き方を習いました。立体図面を特定の面だけから見たらどのように描けるか考えるワークは、算数のクイズのような感じで、単純に見える図形でもやってみると結構難しかったです。この図面の練習を続けていると立体から平面に、平面から立体に頭の中で図を変換する力が確実に伸びていくそうです。立体図面を見て、ドラフターを使って図面を起こす作業も行い、4時間の講座はあっという間に終わりました。

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今回は本来の予定よりも短縮した形で行いましたが、製図のエッセンスが凝縮された講座でした。

CADオペレーターを目指しているけれど、設計図面を見たことがないという方や、CADを使う仕事はしているけれど手書き図面は描いたことがないという方には特にお役に立つと思います。図面に自信がないなという方はもちろん、改めて学びなおしたいという方も、ぜひ一度ご参加ください。


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