PSキーパーソン交流会

スタッフの勝です。寒い季節となりましたが、皆様、お体は大丈夫でしょうか?
今日は私が担当しておりますPSソーシャルビジネスネットワーク実行委員会のことを
書きたいと思います。
PSではバスツアーやカフェ、キーパーソン交流会など様々な企画を催しております。
11月1日(木)におこなわれました「ソーシャル・ビジネス・キーパーソン交流会VOL.3」では
「過疎と戦うインターネット古書店」
有限会社エコカレッジ代表取締役社長 尾野 寛明 氏を迎えての交流となりました。

■尾野 寛明 氏
尾野氏の紹介をいたしますと「学生時代に起業を志し、
2001年に東京都文京区でネット古書店を創業、
2006年、本社をまるごと島根県邑智郡川本町に移転。書店跡地を利用し、
ITを活用した商店街のまちおこしと障がい者雇用を目指す古本屋を経営。
過疎を逆手にとって、倉庫代は東京の100分の1。15万冊以上を蔵書。
今でも東京と島根を1週間おきに行き来する「二地域居住」 を実践中。
研究に片足を突っ込んでいた名残で、都市部の起業家を島根へ呼び込む仕組み作りに
駆け回っている。(「エコカレッジ」HPより抜粋)」

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■古本の可能性
 ①障がい者雇用……古本には様々な可能性があることを尾野氏は話してくださいました。
その1つが障がい者雇用。エコカレッジでは現在までに20人以上もの障がいがある方を
雇用されてきたそうで身体、知的、精神と様々。
エコカレッジの古本はジャンル別に分けられておらず、
仕入番号順に置いてあり比較的簡単な作業になっています。
仕事内容は古本の梱包、発送、ダンボールをつぶす作業(1日1トンでる)など。
 また過疎地で若者が働いているので、引き抜きも多数あるようです。
 ②インテリア……古本はインテリアとしても最適で、倉庫に古本を並べただけで、
両隣の空き物件が埋まったそうです。すると倉庫内でカフェをやりたいという方も現れました。
 また絵本(洋書)を飲食店の方にプレゼントして、
店の方が店内に並べたらあっという間に売れてしまったそうです。
また古本で有名な街、イギリスのウェールズ、ヘイ・オン・ワイでは
街のいたるところに古本が置かれ、美しい街並みを作っています。
 ③腐らない……当たり前なのですが本は腐りません。もちろん消費期限もないので、
何年でも在庫を置いておけます。また5年ほど置いておけば古本の価値が一旦さがっても、
またあがってくるので「待ちの姿勢」が大切だと尾野氏はおっしゃられていました。

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■アイデアはどこから生まれるのか?
 インターネット古書店、古本を過疎地へ、そして福祉へ。そのアイデアはどこから生まるのか?
参加者からの質問に尾野氏はこう答えてくださいました。
「全く斬新なアイデアなどありません。過去の案をつぎはぎして、どう組み合わせるかです。
そしてアイデアだけではなく『人と人との繋がり』、そして『遊び心』が大切です」
私は尾野氏の言葉にハッとしました。それはどの業界にも通じることだったからです。

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■最後に
 この交流会に参加できたことが私にとって一つの糧になりました。
またPSのことも書きたいと思いますのでよろしくお願いします。

最後にPSのHPリンクを貼っておきますので興味がある方はご覧ください。
http://osaka-pssbc.moo.jp/?page_id=11

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