ステップメイト研修「ワークショップデザインとファシリテーション」
こんにちは。ステップ・メイト事業部塩野です。
今回は12月16、18日の2日間の日程で実施した研修について報告させていただきます。
この度の研修テーマは『ワークショップデザイン』『ファシリテーション』です。
講師は、本年度5月に一度、
『人との関わりにヒントを見つける~コミュニティファシリテーションの視点から』
のテーマでお世話になった廣水乃生先生(コミュニティファシリテーション研究所)に
再びお越しいただきました!!
第1日目では、これまでの事業の振り返りも兼ねて、
学校やA´ワーク創造館で行った講座や業務での「良かったこと」、
「困ったこと」「その解決策」を共有するワークを行いながら、
平行して『ワークショップデザイン』について説明していただくというスタイルの研修でした。
リアルタイムでワークを体験し、感じたことを、
先生の考えていた「デザイン」をもとに説明して下さるので、
とても実感しやすく大変楽しく学べました。
ワークショップをデザインする上で重要な、
① ワークショップを実施する目的・意図を明確にする
②対象者を明確にする(社会的属性・心理的属性の両面を明細に設定)
③ゴールを明確にする という一連の流れを立てることを教えていただき、
今後の取り組みにとても活かせそうです。
また、ワークショップの一連の流れをより詳細に立てる方法も学び、
実際にデザインしてみることにも挑戦しました。
ワークの工程を「参加者側」「ファシリテーター(講師)側」「意図・成果」の3つの項目に分けて、
それぞれの役割や行動を書き出してみる(デザインしてみる)ことや、
当日の板書計画といった細かい準備まで考えることに驚きと戸惑いを覚えるメンバーもいましたが、
そのことで伝えたいことを上手く伝える事ができたり、
「予期せぬ事態」にもある程度備える事ができたりすることを感じることができ、
私達にとってとても大きな学びとなったことと思います。
第2日目は『ファシリテーション』がテーマでした。
まずファシリテーションの前提として、対話の中で徐々に相手のことを知り、
相手に興味を持ちはじめ、より深くお互いの内面に入り合っていくという、
人と人との信頼関係形成の流れを理論的に、図式化して説明していただきました。
普段あまり意識をすることが無いだけに、
これまでの人間関係の在り方が整理されたことはとても新鮮で、面白かったです。
そしてその中で学んだ、ファシリテーションを実践する上で
何よりも大切なポイントが「想いを持つこと」「相手への尊重」です。
これが根底に流れておらず、見せ掛けの表面的な生徒への共感では必ず見抜かれてしまうと。
でも、相手を尊重することが大事なのはわかるのですが、
どのようにすれば、どのように相手に答えればいいのか…。
これはこれまでもすごく悩んできたポイントです。
そんな私達に、ちゃんと先生から一つのヒントをいただきました。
それは「非判断」という姿勢です。
「非判断」とは、人のことを、自分の持っている尺度・価値観では
どんな判断もしないという姿勢です。
人それぞれ生きてきた歴史や環境の中で、意識せずとも自分の「価値観」を持っています。そして違う価値観の人と関わる際には、知らず知らず自分の価値観を
相手に押し付けてしまい、傷つけてしまうことも日常生活の中で多々起こり得ることです。私も心当たりがあります…。
ですので、この「非判断」の姿勢をもって、
自分の持っている価値観やそれを基に相手のことを判断してしまっている自分を
“意識的に客観視”し、それに囚われることなく、丸々相手を受け入れることが、
本当に大事なんだと気付きました。
肯定も否定もない。そんな姿勢を貫くことが、「相手を尊重する」ことに繋がるのだろうと。
そして後半は、その「非判断」の姿勢をどのように実践していくかという話で、
「エルダーシップ」という「あらゆる声を等しく歓迎し、慈しむ態度」を持って、
まずは“自分の中のどうしようもなさ”を自覚し受け入れることからはじめていくことや、先生の教師時代の事例を通じて、具体的方法について教えていただきました。
どれも自分達が日々活かしていけるお話で、
とても今後の仕事・人生に刺激をいただいた気がします。
以上、長々と2日間のことを書いてしまいましたが、
参加したスタッフのうち3名の感想を以下に掲載します。
♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭
こんにちは!
どうも!A´ワーク創造館ステップ・メイト事業担当の中井です!
私は、今回のファシリテーター研修で、最も印象に残った
「非判断」について書きたいと思います。
「非判断」とは、誰かの話を聞いているときに、
どんな判断もくださずに話を聞くことです。
つまり、人の話の中に没入していくことです。
何も考えずに、「この人ってどんな人なんやろー、・・・」という感じで、
人の物語の中へ入っていきます。
なぜ、その非判断が最も印象に残ったかと言いますと、
日常で人の話を聞くときに、知らず知らずのうちに自分は、
この人はこんな人だという判断をしていたことに気づけたからです。
話の途中でその人を判断してしまうと、
その人の話をしっかりと最後まで聞かないこともあります。
最後まで聞いていたら、その人の素晴らしい点を見出すことができたかもしれません。
人との出会いはさまざまありますが、一度しか出会わないこともあります。
そのような限られた人との出会いにおいて、非判断を活用し、その人の物語に没入していくことによって、その人とのつながりが強くなるかもしれません。
また、普段話すことのないような深い話まで聞くことができれば、
単純に楽しいのではないかなと感じました。
ぜひ、みなさんも「非判断」をしてみてください!!
♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭
こんにちは A´ワーク創造館スタッフの平岡です。
今回はじめて外部講師の方の研修に参加させていただき緊張しながら受講しました。
1組3名で行った、模造紙と付箋を使ったワークショップが印象に残りました。
他の支援員が感じた、「(講座をやってみて)良かった事」(徐々に生徒さんに笑顔が見られたことや、「参加して良かった」などの感想をもらえたこと)を共有できたことや、
私が支援員として困ったこと(生徒さんとのコミュニケーションのとりかた)に対して、
「1人1人の興味を知ること、個性に合った背景を知ることが大切」といった、
他の人からのアドバイス・意見が聞けたことが、楽しく、良い経験になりました。
ワークショップデザインを行うための、基本的な流れ≪目的(意図)→対象者(どんな参加者か)→ゴール(WS後なってほしい状態・知識)≫を教わったことも、大変勉強になりました。
ただ、トライアルではもっと積極的に意見を出せれば良かったなと思いました。
研修は2日間あったのですが、最終日に参加出来なかった事が残念です。
今後、研修の機会があれば、積極的に参加したいと思います。
♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭
こんにちは。A´ワーク創造館ステップ・メイト事業担当の汐田と申します。
今回の研修一日目では、これまでの仕事の中で「困ったこと」に対して、
チームメンバーで「解決策」を出しあうことになりました。
今までワークショップに参加して
「自分以外の視点(意見)がとても重要である」ことは、何度も経験しています。
やはり今回も「仲間との共同作業は大切」と実感させられました。
またステップ・メイト内でミーティングを開く機会や
情報交換できる機会がなかなか取れないため、
この講座で他チームの悩みややっていること、
普段あまり接触のない支援員の意見を聞く事が出来て、とても有意義な時間でした。
二日目では第一日目の宿題(自分達がデザインしたワークショップ案)へのコメントや
アドバイスを、廣水先生が個別に解説してくださいました。
全員の前でそれぞれが考えたワークショップデザインが公開されるので
恥ずかしさもありましたが、よい部分を評価され、
各支援員の自信を後押しする結果につながったのではないかと思いました。
はっきりとした正解はないと思いますが、大切なことは時間設定や、
予想される生徒の反応の見取りとそれに対する支援だと感じました。
表面的な生徒への共感は見抜かれてしまうので逆効果になることを学びました。
ファシリテーター自体も一緒に楽しむ気持ちがなければ、
生徒に対してファシリテーションの楽しさが伝わらないことも学びました。
ステップ・メイト事業は来年3月で終了することになりますが、
残された期間ではまだまだ生徒とのファシリテーションの機会がありますので、
廣水先生から学んだ知識を生かし、最後まで頑張って行こうと思います。
♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭
長い文章を最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
ステップ・メイト事業は今年度末までの事業なので、残りわずかの時間ですが、
今回学んだことを最大限活かしつつ、日々精進していければとメンバー一同思っております。
今回は私たちの為にはるばる遠くから再びお越しいただいた廣水先生に
この場を借りて感謝の意を申し上げます。本当にありがとうございました!!
今回は12月16、18日の2日間の日程で実施した研修について報告させていただきます。
この度の研修テーマは『ワークショップデザイン』『ファシリテーション』です。
講師は、本年度5月に一度、
『人との関わりにヒントを見つける~コミュニティファシリテーションの視点から』
のテーマでお世話になった廣水乃生先生(コミュニティファシリテーション研究所)に
再びお越しいただきました!!
第1日目では、これまでの事業の振り返りも兼ねて、
学校やA´ワーク創造館で行った講座や業務での「良かったこと」、
「困ったこと」「その解決策」を共有するワークを行いながら、
平行して『ワークショップデザイン』について説明していただくというスタイルの研修でした。
リアルタイムでワークを体験し、感じたことを、
先生の考えていた「デザイン」をもとに説明して下さるので、
とても実感しやすく大変楽しく学べました。
ワークショップをデザインする上で重要な、
① ワークショップを実施する目的・意図を明確にする
②対象者を明確にする(社会的属性・心理的属性の両面を明細に設定)
③ゴールを明確にする という一連の流れを立てることを教えていただき、
今後の取り組みにとても活かせそうです。
また、ワークショップの一連の流れをより詳細に立てる方法も学び、
実際にデザインしてみることにも挑戦しました。
ワークの工程を「参加者側」「ファシリテーター(講師)側」「意図・成果」の3つの項目に分けて、
それぞれの役割や行動を書き出してみる(デザインしてみる)ことや、
当日の板書計画といった細かい準備まで考えることに驚きと戸惑いを覚えるメンバーもいましたが、
そのことで伝えたいことを上手く伝える事ができたり、
「予期せぬ事態」にもある程度備える事ができたりすることを感じることができ、
私達にとってとても大きな学びとなったことと思います。
第2日目は『ファシリテーション』がテーマでした。
まずファシリテーションの前提として、対話の中で徐々に相手のことを知り、
相手に興味を持ちはじめ、より深くお互いの内面に入り合っていくという、
人と人との信頼関係形成の流れを理論的に、図式化して説明していただきました。
普段あまり意識をすることが無いだけに、
これまでの人間関係の在り方が整理されたことはとても新鮮で、面白かったです。
そしてその中で学んだ、ファシリテーションを実践する上で
何よりも大切なポイントが「想いを持つこと」「相手への尊重」です。
これが根底に流れておらず、見せ掛けの表面的な生徒への共感では必ず見抜かれてしまうと。
でも、相手を尊重することが大事なのはわかるのですが、
どのようにすれば、どのように相手に答えればいいのか…。
これはこれまでもすごく悩んできたポイントです。
そんな私達に、ちゃんと先生から一つのヒントをいただきました。
それは「非判断」という姿勢です。
「非判断」とは、人のことを、自分の持っている尺度・価値観では
どんな判断もしないという姿勢です。
人それぞれ生きてきた歴史や環境の中で、意識せずとも自分の「価値観」を持っています。そして違う価値観の人と関わる際には、知らず知らず自分の価値観を
相手に押し付けてしまい、傷つけてしまうことも日常生活の中で多々起こり得ることです。私も心当たりがあります…。
ですので、この「非判断」の姿勢をもって、
自分の持っている価値観やそれを基に相手のことを判断してしまっている自分を
“意識的に客観視”し、それに囚われることなく、丸々相手を受け入れることが、
本当に大事なんだと気付きました。
肯定も否定もない。そんな姿勢を貫くことが、「相手を尊重する」ことに繋がるのだろうと。
そして後半は、その「非判断」の姿勢をどのように実践していくかという話で、
「エルダーシップ」という「あらゆる声を等しく歓迎し、慈しむ態度」を持って、
まずは“自分の中のどうしようもなさ”を自覚し受け入れることからはじめていくことや、先生の教師時代の事例を通じて、具体的方法について教えていただきました。
どれも自分達が日々活かしていけるお話で、
とても今後の仕事・人生に刺激をいただいた気がします。
以上、長々と2日間のことを書いてしまいましたが、
参加したスタッフのうち3名の感想を以下に掲載します。
♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭
こんにちは!
どうも!A´ワーク創造館ステップ・メイト事業担当の中井です!
私は、今回のファシリテーター研修で、最も印象に残った
「非判断」について書きたいと思います。
「非判断」とは、誰かの話を聞いているときに、
どんな判断もくださずに話を聞くことです。
つまり、人の話の中に没入していくことです。
何も考えずに、「この人ってどんな人なんやろー、・・・」という感じで、
人の物語の中へ入っていきます。
なぜ、その非判断が最も印象に残ったかと言いますと、
日常で人の話を聞くときに、知らず知らずのうちに自分は、
この人はこんな人だという判断をしていたことに気づけたからです。
話の途中でその人を判断してしまうと、
その人の話をしっかりと最後まで聞かないこともあります。
最後まで聞いていたら、その人の素晴らしい点を見出すことができたかもしれません。
人との出会いはさまざまありますが、一度しか出会わないこともあります。
そのような限られた人との出会いにおいて、非判断を活用し、その人の物語に没入していくことによって、その人とのつながりが強くなるかもしれません。
また、普段話すことのないような深い話まで聞くことができれば、
単純に楽しいのではないかなと感じました。
ぜひ、みなさんも「非判断」をしてみてください!!
♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭
こんにちは A´ワーク創造館スタッフの平岡です。
今回はじめて外部講師の方の研修に参加させていただき緊張しながら受講しました。
1組3名で行った、模造紙と付箋を使ったワークショップが印象に残りました。
他の支援員が感じた、「(講座をやってみて)良かった事」(徐々に生徒さんに笑顔が見られたことや、「参加して良かった」などの感想をもらえたこと)を共有できたことや、
私が支援員として困ったこと(生徒さんとのコミュニケーションのとりかた)に対して、
「1人1人の興味を知ること、個性に合った背景を知ることが大切」といった、
他の人からのアドバイス・意見が聞けたことが、楽しく、良い経験になりました。
ワークショップデザインを行うための、基本的な流れ≪目的(意図)→対象者(どんな参加者か)→ゴール(WS後なってほしい状態・知識)≫を教わったことも、大変勉強になりました。
ただ、トライアルではもっと積極的に意見を出せれば良かったなと思いました。
研修は2日間あったのですが、最終日に参加出来なかった事が残念です。
今後、研修の機会があれば、積極的に参加したいと思います。
♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭
こんにちは。A´ワーク創造館ステップ・メイト事業担当の汐田と申します。
今回の研修一日目では、これまでの仕事の中で「困ったこと」に対して、
チームメンバーで「解決策」を出しあうことになりました。
今までワークショップに参加して
「自分以外の視点(意見)がとても重要である」ことは、何度も経験しています。
やはり今回も「仲間との共同作業は大切」と実感させられました。
またステップ・メイト内でミーティングを開く機会や
情報交換できる機会がなかなか取れないため、
この講座で他チームの悩みややっていること、
普段あまり接触のない支援員の意見を聞く事が出来て、とても有意義な時間でした。
二日目では第一日目の宿題(自分達がデザインしたワークショップ案)へのコメントや
アドバイスを、廣水先生が個別に解説してくださいました。
全員の前でそれぞれが考えたワークショップデザインが公開されるので
恥ずかしさもありましたが、よい部分を評価され、
各支援員の自信を後押しする結果につながったのではないかと思いました。
はっきりとした正解はないと思いますが、大切なことは時間設定や、
予想される生徒の反応の見取りとそれに対する支援だと感じました。
表面的な生徒への共感は見抜かれてしまうので逆効果になることを学びました。
ファシリテーター自体も一緒に楽しむ気持ちがなければ、
生徒に対してファシリテーションの楽しさが伝わらないことも学びました。
ステップ・メイト事業は来年3月で終了することになりますが、
残された期間ではまだまだ生徒とのファシリテーションの機会がありますので、
廣水先生から学んだ知識を生かし、最後まで頑張って行こうと思います。
♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭♪♯♭
長い文章を最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
ステップ・メイト事業は今年度末までの事業なので、残りわずかの時間ですが、
今回学んだことを最大限活かしつつ、日々精進していければとメンバー一同思っております。
今回は私たちの為にはるばる遠くから再びお越しいただいた廣水先生に
この場を借りて感謝の意を申し上げます。本当にありがとうございました!!
この記事へのコメント