「ステップ・メイト事業」研修紹介

みなさまこんにちは。事務局園田です。
久しぶりの更新です。

今年度から、A´ワーク創造館では様々な新事業に取り組んでいます。
その中でもメインとなる大きな事業が、
大阪府若者支援人材養成事業「ステップメイト事業」です。
これは、大阪府下の定時制・通信制高校16校、全日制高校8校の
在校生または卒業生を対象にした就労支援事業で、
支援員が各高校を回り、基礎学習支援・就職活動サポート・生活相談などを行うというものです。
具体的には、コミュニケーション講座や仕事準備講座の実施、基礎学習支援などの個別相談、
A´ワーク創造館でのコミュニケーション力・生活基礎力養成セミナー、
ビジネススキル講座、職場体験やキャンプなどの社会体験活動を予定しています。

今回、この事業での支援員ということで、新たに13名のスタッフが仲間入りしました。
この13名は、4月から、たくさんの研修を受けて高校での活動に備えてきました。
今日は、その研修のひとつとして、5月11~17日に実施された、
「人への関わり方のヒントを見つける コミュニティ・ファシリテーションの目線」
という講座の様子をご紹介します。

DSC_1362.jpg



この講座は、対人援助職(例えばカウンセラー、教師、ヘルパー、各種相談員など)の人を
対象としたプログラムで、「人との関わり方」のスキルを学ぶことではなく、
人と関わる上で必要となる基本的な視点を知り、
意識しながら関われるようになることを目的として行われました。
コミュニティ・ファシリテーションとは、
人と人との関わり合いの中に介入し、その関係や議論を、
促進したりスムーズにしたりするためのスキルのことです。

今回は、3日間にわたって、コミュニティ・ファシリテーションの基礎を学びました。
講師は、コミュニティ・ファシリテーション研究所代表 廣水乃生さんです。
内容としては、コミュニティ・ファシリテーションの基本的な考え方、
対人援助の際に相手の心を知るために必要な「三つの視点」、
日頃何気なく過ごしているだけでは見逃してしまいがちな「自分の傾向性」を知る、
という三つを中心に進めていきました。
公開カウンセリングを行ってその様子を全員で分析、共有したり、
二人組になって自分の考え方や行動の傾向性を掘り下げるエクササイズをしたり、
様々な活動を通して、「自分」と「相手」の関わり方について探求していきました。

DSC_1373.jpg

DSC_1381.jpg

個人的に、印象的だったのは「自分の傾向性を知る」というワークです。
自分が、人と関わる上での傾向性を知るために、
自分が援助している相手のイメージや、相手に対する思いを掘り下げ、
また、自分がそのようなイメージや思いを抱くに至った背景や
根底にある価値観を振り返っていくという内容でした。
今まで気づかなかった、自分の傾向や、そのベースにある体験や価値観を改めて振り返ることで、
自分の、人と関わる上での「強み」、逆に「弱点」を自覚することができました。
その「強み」「弱点」に自覚的になることで、より相手との関係をうまく構築できるようになるし、
相手から発されるサイン(例えば、身振り手振りや、言葉と行動の不一致、声のトーンの変化など・・・これらは「三つの視点」の一部です)を
注意深く拾い上げることで、相手の心の微細な変化を捉えられるようになるのだ、と感じました。
今後、自分が人と関わっていく上で、欠かせない視点をたくさん与えてもらった気がします。


受講者の感想からも、新しい知識や視点を得られたという声はもちろん、
自分のこと、そして一緒に事業に取り組んでいく仲間のことを深く知ることができた、という、
大きな手ごたえが感じられた様子が伝わってきました。

多感な高校生に寄り添い、共に進路の実現に向けて歩んでいくという今回の事業は、
生半可な気持ちでできるものではないと思います。
今回の研修で手に入れた新たな視点と、自分の強みを最大限活かしながら、
悩みを抱えた若者たちの理解者となれるよう、支援員一同努力していきます。

ステップ・メイト事業については、また活動の内容をこちらでお知らせしていきます。
始まったばかりの手探りの事業ですが、
日々充実させていきたいと考えておりますので、ご期待ください!

また、今回のような、対人援助職の方向けの研修も、引き続き実施していきますので、
気になった方はお気軽にお問い合わせください。

この記事へのコメント