基金訓練『社内デザイナー養成科』修了しました

こんにちは、事務局梅山です。
12月から開講した社内デザイナー養成科が、2月末で修了しました。
長いようであっという間の3ヶ月でした。

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写真は最終課題「社内デザイナー養成科のチラシ」です。
開講した時にはイラストレーターやフォトショップを
使ったこともなかった人たちが、
たった3ヶ月でいつの間にか、こんなに使えるように。
しかも写真ではわかりませんが、
コンセプトのしっかりとした企画書を書いた上で、
デザインされているので、
ただオシャレなものを作っただけでもないし、
作りたいものを作っただけでもないんです。
端々に「このデザインにした理由」があるのです。

この「社内デザイナー」という人材のメリットは、
広報を外注するためのコスト削減という点もあるのですが、
それよりも「告知するもののことを自分がよく知っている」
ということが最大の強みだと思っています。

一般的にデザインの仕事を請け負う際は、
自分がよく知らないものだったりするので、
入念なヒアリングが欠かせません。
それが欠けていると、クライアントが求めているものや、
目的を達成するものからは遠ざかっていきます。

でもこの「ヒアリング」が難しい。

言葉で伝えられることもあれば
言葉で伝えられないこともあります。

例えば授業の課題に取り組んでいたとき、こんなことがありました。
課題で出ていたチラシの講評の際に、
「クオリティは高いんだけど○○のちらしっぽくない」、
こんな「雰囲気」の問題を突くコメントが上がりました。
作った側からすると、(そんなこと言われても・・・)と思うかもしれませんが、
クライアントやそのちらしを手に取るであろう顧客からすると
それは大きな問題です。
(意図してる場合は別ですが・・・)

そんなふうに、その商品のことを十分に知り、考えた上で
更に対象となる人々や手に取る状況のことなどにも考えをめぐらせ、
チラシ等のデザインができるかどうか、という部分を
この訓練ではとても大切にしてきました。

散々そのトレーニングをした後だったので、そんな視点を意識的に持ちながら
自分たちが受けてきた社内デザイナー養成科のチラシを作ったので
奥の深い、とてもいい作品となりました。

次期の開講は未定ですが、
受講したい、という声もちらほらいただいておりますので、
また開講が決まり次第、お知らせさせていただきます。

受講生のみなさん、3ヶ月間本当にお疲れ様でした!

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